シャツの脇の部分に汗ジミができて困る…
脇から汗が流れ落ちるのが気になり、仕事や勉強に支障が出る…
などの症状でお困りの方、腋窩多汗症(えきかたかんしょう)かもしれません。
多汗症というのは、日常生活で困るほど汗の量が多くなる病気です。
全身性のもの、体の一部(脇や手のひら)などにより、全身性、局所性に分類します。
原因がはっきりせず、脇に多量の汗をかいて困ってしまう状態が、原発性腋窩多汗症ということになります。
診断基準としては
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最初に症状が出るのが25歳以下
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対称性(左右ともに)発汗が認められること
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睡眠中は汗が止まっていること
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1週間に1回以上多汗のエピソードがあること
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家族歴があること
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それらによって日常生活に支障をきたすことがあること
の6項目のうち、2項目以上を認めることとなっております。
治療方法としては
外用療法(塗り薬)、注射療法、手術療法などがあります。
当院では外用療法を行っております。
脇からの汗は、アセチルコリンという物質が汗腺を刺激することによって分泌されます。外用薬は、このアセチルコリンによる刺激をブロックし、汗を出にくくするものです。2〜3週間で効果を実感される方が多いようです。
お困りの方は一度ご相談ください。